7月23日(木)午前6:30より、第一ホテルにて、
札幌倫理法人会 第1192回 経営者モーニングセミナー
講師 行政書士かとう事務所 代表
リスクマネージャー
札幌東倫理法人会 監査
加藤 方祥 氏
テーマ「笑顔を守る」(各論・遺言)
を受講しました。
平日の早朝にもかかわらず、50名近い受講者の熱気溢れるセミナーでした。
1、一般的な遺言(ゆいごん)は、法律用語では正確には遺言(いごん)と読む。
2、相続トラブルの相談が多い。
遺言がなかったばかりに、家族として無用の問題を処理しなければならなくなっている。
遺言さえあれば回避できたであろうものは、全相談中約95%にもなる。
3、遺言についての実情
間違った遺言についてのコメント例
@遺言は年寄りが書くもの。
A遺言は死ぬ間際に書くもの。
B財産がないから書く必要がない。
C一度書いたら直すのが大変。
D法律で分け方が決まっている。
以上の全てが誤り。
思い立った時が、書き時。
負の財産ある時は、相続放棄できる(ただし、期限があるため要注意)。
4、本来の遺言=家族への手紙(ラブレター)
本人が決めておけることを少しでも決めておいてあげることが、どれだけ家族を助ける
ことになるか。
遺言を書くこと自体が家族への愛の証。
家族への負担を少しでも減らしてあげたいという気持ちは、正に家族への愛そのもの。
家族の顔を頭に浮かべ、辛そうであるより、笑顔でいて欲しいと想う。
家族に襲い来る困難を自分で取り除いておく。
(あたりまえのこと。自分が考えるのが大変だから、家族に押し付けていたのがこれまでの
遺産相続の悪いところ。)
5、後回しにできるなら、まだマシ!
人は、いつか死にます。
人生を有意義なものにする為には、ゴールするまでにしなければならない。
そのゴールが見えない以上、今できることを如何に後回しせずにするかが大切。
手を打てない状態になってから、為すべきことに気付いても後悔先に立たず。
立つ鳥、跡を濁さず。
などなど、大変参考になる貴重なお話でした。
セミナー後の朝食会では、加藤方祥先生に、以下のような声が寄せられました。
「すごくいいお話でした。私も父を亡くした際、揉めて困ったことがありました。」
「もっと早くに聴きたかったと思います。
私も家族を亡くした際、同様のトラブルが起こりました。
そのことが、今でも私の心の傷となっております。
今度、何かあったら助けて下さい。」
